MAKING / 001

石鹸はどうやってできるの? 製法の違いで変わる、洗い心地

いろんな石鹸を試してきたけれど、なかなか肌にしっくりこない。
実はそれ、「配合」だけでなく「製法」の違いが関係していることがあります。
ここでは、代表的な2つの作り方を、できるだけやさしく整理します。

石鹸づくり(製法のちがい)

まず結論:製法で変わるのは「洗い上がりの方向性」

コールドプロセスのイメージ

石鹸の基本材料はとてもシンプルです。
「油」「水」「アルカリ」が反応することで、石鹸が生まれます。

けれど、その反応をゆっくり進めるのか熱を加えて一気に進めるのかで、 洗い上がりの印象は変わってきます。

おおまかにいうと、しっとり感や素材感を大切にしやすいのがコールドプロセス
すっきり感や安定した大量生産に向きやすいのがホットプロセスです。

つまり、石鹸選びで感じる「なんとなく合う」「なんとなく合わない」は、
配合だけでなく、どう作られているかも関係していることがあります。

ポイント

どちらが優れている、というよりも、
どんな洗い上がりを目指して作られているかに違いがあります。

コールドとホット、それぞれの違い

ホットプロセスのイメージ

コールドプロセス製法は、熱を加えず、油とアルカリをゆっくり反応させながら作る方法です。
反応を急がせないぶん、完成までに1〜2か月ほど熟成させます。

この方法では、石鹸の中に天然のグリセリンを含みやすく、
しっとり寄りの洗い上がりになりやすいのが特長です。
素材の香りやニュアンスも活かしやすく、やさしい使い心地を目指しやすい反面、
湿気が多い環境ではやわらかくなりやすい面もあります。

一方のホットプロセス製法は、材料を加熱しながら反応を進める方法です。
短時間で仕上げやすく、安定してたくさん作りやすいのが特長です。
市販の固形石鹸の多くは、この作り方、または近い工程で製造されています。

ホットプロセスでは、工程の中で塩析(えんせき)と呼ばれる処理が行われることがあります。
これは石鹸をより整った状態にする工程ですが、このときグリセリンも分かれることがあり、
仕上がりとしてはしっとり感より、すっきり感が前に出やすいと考えられています。

コールドは、時間をかけて育てる石鹸。
ホットは、安定して仕上げやすい石鹸。
同じ石鹸でも、作り方で印象が変わるのが面白いところです。

私たちがコールドプロセスを選ぶ理由

製法による違いのイメージ

ささやまビーファームの石鹸づくりは、「使ったあとの肌の声」を大切にしたい、という思いから始まっています。
だから私たちは、時間がかかっても、素材の持ち味を活かしながらゆっくり仕上げる コールドプロセス製法を選んでいます。

しっとり感を求める方、洗いすぎたくないと感じている方、
そんな方には、こうした製法の違いも石鹸選びのヒントになります。

目安としては、
しっとり感ややさしい方向が好きならコールドプロセス寄り
すっきり感や軽い洗い上がりが好きならホットプロセス寄り
季節によって、夏はさっぱり、冬はしっとりと使い分けるのもおすすめです。

石鹸は、ただ汚れを落とすためだけのものではありません。
どう作るかで、肌への寄り添い方まで変わる。
そんな視点で選んでみると、石鹸との付き合い方も少し変わって見えてきます。

まとめ

コールドプロセス:しっとり寄り・時間をかけて熟成
ホットプロセス:すっきり寄り・短時間で安定して作りやすい

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製法・原料・素材のこと。作り方を知ると、石鹸選びが変わります。

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