第16話 「なにこのいい香りーーーー!の巻」



 ここのところ毎日、アロマスプレーをがんばって作っています。
 ビーファームのアロマスプレーは、原材料から手作りです。クロモジやひのき、杉のアロマスプレーは山に採りに行き、ローズマリーなどのハーブのアロマスプレーは、ビーファームの畑で育てたハーブを採り、それを水蒸気蒸留して抽出します。

 この時、ビーファームの工房はたちどころに良い香りに包まれ、来客があると

「なにこのいい香りーーーー!」

 と、みなさん感嘆されます。

 ところがこの香りって、言葉や画でとても表現しづらくて、語彙力が少ない私は、クロモジは「ほんのり甘くて深い、和精油の女王と呼ばれる香りです」というように、なかなかうまく伝えられないでいました。


 そんな中、とてもうれしいレビューをいただきまして、

 せっかくなので、すみません。全文掲載させてください。本当に感動したのです。

「クロモジ、ローズマリー、レモングラスを購入しました。
どれもふんわりとほのかに香り、後に残るしつこさがないのでとても使いやすいです。
クロモジは黒飴のようなほんのり柔らかな香りなのでピローミストに、
ローズマリーはスッキリ爽やかな香りなので仕事の合間の気分転換に、
レモングラスは特有のツンとした香りがなく甘く優しい香り(レモン飴みたい)なのでお出かけ時に持ち歩こうと思います。
どれもお気に入りの香りになりました。
他の香りも試してみたいです。」


 クロモジを黒飴のような香りと、これは目からうろこでした。
 さらに、レモングラス。そうなのです。ビーファームのレモングラスは、丹波篠山というけっこう寒冷地で育てているため、南国特有のエグさがなくて、それはある意味「もの足りない」のですけども、そうかそうか。「特有のツンとした香りがなく」か。
 この、香りの表現方法にとてもうれしくて。


 このレビューだけでなく、レビューを書いていただくと、私のメールに届くようにしてあるのですけど、その時の胸の高まりったらないです。
 たぶん、街中だったら「なにこの人、ニヤニヤして。と思われるでしょう。山だからいいのですけど。

 「レビューをいただいて、よしがんばるぞ。やっていてよかった」という、そんな思いになります。

 本当にありがとうございました。


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